気軽に分散投資ができるETFですが、種類があってどれを買えばよいのか迷ってしまいますね。
私の投資方針は高配当な個別株・ETFを買って配当金額を増やしていくというものなので、必然的に高配当ETFとなります。
そのなかで私自身としてはSPYDを推しています。
その理由をご説明いたします。
ETFとは
ETFとは上場投資信託(Exchange Traded Fund)というものです。
その名の通り、投資信託が上場しているものと考えてください。
普通の投資信託と比べて次のメリットがあります。
- 市場が開いている間ならいつでも売買が可能である。
- 信託報酬が(どちらかというと)低め。
日本国内にも多少はありますが、ここはアメリカのETFを購入することでアメリカ株成長の恩恵にあずかりたいと思います。
高配当ETFの種類
高配当ETFといったときに出てくるものとして次のようなものが挙げられます。
- VYM
- PFF
- SPYD
VYM( バンガード高配当ETF )
バンガード高配当ETFはアメリカ株の高配当な銘柄を集めたETFです。
構成しているセクターとして、金融やヘルスケアの割合が大きくなっています。
また、保有銘柄にジョンソン&ジョンソンやAT&Tなど、高配当個別株を狙う人ならだれもが聞いたことあるものが入っています。
正直、個別株でこれらの銘柄を保有しているので、VYMを買ってもあまりリスク低減にはならないのかなと思います。
もちろんより広く分散はできますが、おもったより広くはならない…
ちなみに執筆時(2019/07/22)時点での配当利回りは3.08%です。(米Yahoo! Finance)
別の記事でVYMについてまとめています。
PFF(i シェアーズ優先株式&インカム証券)
優先株式というのは議決権のない株式のことで、日本だと伊藤園だけが出している株式です。
優先株式とは議決権がない代わりにその分、配当利回りを高くするよっていう株式のことです。
構成セクターを見るとほとんどが金融系で占められています。
また、普段からほとんど値動きはありません。
一般の人では買えない優先株式なのはよいのですが、セクターが偏りすぎているのが少し気になるところ…
なお、執筆当時の利回りは5.78%となっています。結構高いですね。
あと、PFFは毎月分配金がもらえます。
SPYD(ポートフォリオS&P500高配当ETF)
最後はSPYDです。比較的新しいETF(2015設立)で、高配当な銘柄を集めたETFです。
VYM違うのは、各銘柄を同じ比率で持っていること。また、構成セクターに不動産や公共事業が含まれていることです。
不動産セクターはREITをポートフォリオに入れることで実現しているようです。
REITに少し興味はありますが、まだ手を出せていない(調べられていない)ので、ETF中に含んであると手間が省けてラッキーですね。
今回、ETFの購入目的が分散投資なので、自分ではあまり購入しないセクターがあると目的を達成できていると感じますね。
上に挙げた3つのETFで買うならこれかなーと思っています。
執筆当時の配当利回りは4.46%です。
ひとつ不安なのは大きな下落局面に直面した時どう動くかがわからないことですかね。
別の記事でSPYDについて少し詳しくまとめています。
まとめ
よく聞く高配当ETFについてまとめてみました。
私のETF購入目的に合致しているのは、普段買わないようなセクターに分散できるSPYDという結果になりました。(まあ、ほんとに分散したいのであればVOOとかでもいいのですが、配当金も欲しいというわがままもかなえたい。)
とりあえずはSPYDがポートフォリオのある程度を占めるくらいまで買い増ししていこうと思います。
皆様のETF選定の参考になればと思います。
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