こんにちは。さしみです。
お盆休みで時間があるので、「私の財産告白」という本を読みました。
この本を書いた本多静六という人は、大学の教授として働きながら一財を築いた人です。
いくつか投資法に取り入れることができそうな点があったので、ご紹介いたします。
著者情報と本の概要
上でも軽く述べましたが、この本を書いた本多静六という人は林学を専攻して大学の教授として働いていた人です。
この本多静六という人が自分の財産を築くために行った手法等が載っている前半部分と、処世術のようなことが載っている後半部分の2部構成になっています。
前半部分の概要を記しますと、本多静六は20代のころに、貧乏生活を脱するために一念発起して、質素倹約につとめてお金を貯めます。
そして、貯めたお金を元手に株や山林の売買で儲けて、一財産を築き上げます。
こうして財産を築く中で、本多静六が取ってきた手法が載っています。
上手く株で儲けられるかは怪しいものがありますが、お金を貯めるという点に関しては再現性のとれる手法ではないかと思います。
実践できそうなポイント
それでは、実際に本を読み進めていく中で、実践できそうだと思ったポイントをご紹介します。
- 本多式四分の一貯金法
- 好景気時代は貯金・不景気時代は思い切った投資
- 二割利食い、十割益半分手放し
本多式四分の一貯金法
まずは、投資するための資金を貯める方法についてです。
本多式四分の一貯金法とは、給料の四分の一とボーナスの全額をあらかじめ貯金し、残ったお金で何とか生活していくといったものです。
毎月余ったものを貯金するのでは貧乏は抜け出せないと本文にありましたが、全くその通りだと思います。
実際に私も毎月の給料の四分の一以上を先に天引きして貯めることができているので、この点についてはクリアできているかと思います。
好景気時代は貯金・不景気時代は思い切った投資
次は、貯金と投資のどちらの比重を重くするかといった判断になります。
当たり前といえば当たり前の考え方ではあると思うのですが、好景気時代には貯金の比重を高め、不景気時代には投資の比重を高めるという考え方です。
確かに、不景気時代の株価が大きく下がっているときは優良な株が安く買えるチャンスですからね。
今のところ、好景気・不景気関係なしに買えるだけ株を買っているので、これからは少し買い方を考えるのもいいのかもと思いました。
二割利食い、十割益半分手放し
最後は株式を買った時の売りの目安になります。
この言葉の意味は、購入している株が2割値上がりしたら利益確定をするという考え方です。
また、株価が2倍になった株(いわゆるダブルバガーですね)については半分売却することで、その時点ですでに自分の投資分は回収できているので、あとは値段がどうなっても必ず儲かるという考え方です。
個人的には、バイ&ホールドの超長期投資のスタンスなので、あまりこの考え方にお世話になることはないかもですね。
まとめ
以上、私の人生告白を読んで実践できそうなポイントについてまとめました。
投資の考え方については、意外とあたりまえのことが書かれていて、やはり投資で着実に利益を出す方法はいつの時代も不変なものなのかと感じました。
これらの手法はちゃんと実践できれば財産を築き得る手法だと思うので、とりあえずは実践していこうと思います。
それでは、また。
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